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京の老舗めぐり コラム

    京都の季節のお話などをコラムにまとめてご紹介していきたいと思います。
    ふらりと訪れた京都のことを少しだけ内側からご覧いただければと思います。

    まちなか

  • ■京都滞在と着物のおしゃれを楽しむコツ
  • さて、京都から着物文化が廃れていると聞かれて久しい今日この頃ですが、 若者や一部和文化好きの乙女が沢山のアンティーク着物を掘り出してくれ日々楽しんでくれているのに出会えます。 折角京都を訪れて、折角着物を着たならば、それを最大限活用してまちなかを楽しんでもらいたいと思います。

    京都に遊びにくるときには、是非ともお召し物でもお楽しみ頂きたい、そう切に願っています。 京都に似合うお召し物と言えば着物です。お洋服も勿論良いですが、小トリップを思い出深いものにするために、 “知恵あり”の着物活用術をご参考になさってください。

    その代表的なのは、「きものの似合うまち・京都」実行委員会が発行している「京都きものパスポート」というシステムがあります。 これは、きものを着て「京都きものパスポート」提携先に登録されている施設を利用すると 色々な特典を受けられるサービスシステムのことで、「京都きものパスポート」の冊子を持っていなくても、 着物を着ていさえすれば携帯の画面提示やホームページのプリントアウトでもOKな楽しくお得な企画です。 どんな特典があるかと言うと、美術館や博物館での入場割引、レストランや旅館でのお食事&滞在割引、 お買い物の際のプチサービス、その他カフェや甘味どころでの優遇等多岐に渡ります。実はそれとは別に、 交通機関でも時々「着物」ならではの割引があり、例えば某タクシー会社では着物の方は○%offに致しますと公言され、 実際に筆者も割り引いて頂いたことが幾度かあります。

    それほど、着物でまちを行き交う人が沢山いることがまちのポテンシャルに繋がる、 と認識している人たちが多いのがここ京都なのかもしれません。 実際、着物を着たカップルや集団が出入りするお店や施設は普段より3割増しの美的な風格を持ち得、 お召しの本人らも特別扱いを受けた時特有の風雅な趣が宿り、いつもの良さをこちらも3割引き出してくれている気がします。

    準備物からかさばる着物ではありますが、今ではきもの着付けのついたレンタルサービスも充実していて、 自分の着物を誂える前に一通り色々な体験、知見を拡げておくことが出来るようになっています。 何をやってもうまくいかないと業界では嘆かれている昨今の和装業界ではありますが、 着る側の教養や体験を増やせば増やす程、その本来の輝きを取り戻すことが出来る にっぽん人の民俗衣装をこれからも意識的に取り込んで行ければ理想ですよね。

    是非まちづくり交通研究所のプログラムにもお着物参加、大歓迎でございます☆


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